ノーボタン、というかノーボタンホール

posted in: Others | 0

前回紹介した麻のはおりジャケット、
衿下を一か所だけとめるデザインであるが、
これはボタンではない。ピンバッジである。

ピンバッジ

P9201781

 

問題はボタンホール。家庭ミシンだとボタンホールがなかなか上手にできない、ということもあるけれど、それ以上に、着物地に穴をあけるのに気が進まないのだ。

かぶりシャツブラウスがいいのは、ボタンがいらないこと。どうしてもボタンが必要な場合はボタンホールをあけるのではなく、友布やひもでループを作るとか、スナップ止めにして飾りボタンにするとか、回避策はある。

ジャケットやコートの場合は、着物を帯で締めるように、ウエストをベルトで締めれば良い。ベルト結びが良いのは、融通無碍であるところ。インナーが薄手の場合は打ち合わせを大きく、厚手の場合は小さくして、いかようにも調整できる。太ったり痩せたりしてもお直し不要。これぞ着物リメイクの王道ではないだろうか。

 

後日談

ショッピングモールでピンバッジ(ラベルピン)を物色してみたけれど、他のアクセサリーに比べると驚くほど品ぞろえが少なくて驚いた。そういう自分もこれまでほとんど関心がなかったのだが、ただ、肩こりする重いネックレスをつけられなくなってからは、アクセントにいいんじゃないか、とは思っていた。

どれどれとネットを検索してみた。それなりにいろいろある。が、購入にいたるほどのものはない。シルバーとかスワロフスキーとか、アクセサリーとして良いな、というものはそれなりのお値段。あと、あまり重いのもねぇ。

で、何を買ったかというと、ピンズ型くるみボタンパーツセット 10個724円也。クルミボタンは友布でも、きれいな色の八卦でつくってもおしゃれだと思う。あるいは、思い切りブローチ感覚でお気に入りの模様を切り抜いてくるとか(わくわく)。

結局は欲しいものは自作するしかないのかもしれない。ピンバッジのパーツだけ買って、チャイニーズボタン(組みひも状に結んだもの)や、帯地などで作るのも面白そう。手持ちのお気に入りは革に金糸の刺繍風で、似たようなものがフェルトとビーズなんかでも作れそう。あるいは八掛や同裏でループ紐を作れば、いろいろアレンジもできそうだし。となると、きれいなループ紐をつくるのがつぎなる課題か。

9月は溜めていた仕事がやまほどあって(サイト作りにもハマってたし)、リメイクは1点も作れなかった。ミシン仕事はポケット貼り付けとベルトを作っただけ。つくりたいものやアイデアはいっぱいあるんだけどなあ。エネルギーも気力も時間も不足している。

 

参考:

・細いひものひっくり返し方(ループ返しを使わずに)
・糸ループ ベルト通しの作り方 鎖編み
・「飾り紐」「アジアンノット」の結び方・組み方 自作アクセサリー
・アジアンノット

 

 

コメントする

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください