20年くらい前にアジアの海辺のホテルショップで出会ったもの。
どこだっけなあ。
シルクはタイが有名だけれど、家族が一緒だったからたぶんベトナムかバリ島。
ホテルとかレストランとかは結構覚えているのに、なぜかこのお店の記憶だけがおぼろ。
今だったらもっと興味津々で、きっと印象に残っただろうに。
元のはもう少し細長くて、刺繍糸と同じ色の別布が上部に縫い合わされていて、そこから太いロープを芯にした持ち手が同じ布で伸びているデザインだった。光沢があるすごく品の良いカラーコーディネート、かつフォルムだった。
お店は忘れちゃったけれど、バッグはとても気に入って愛用していた。近所のスーパーやコンビニに行くときなど財布と携帯を放り込むのに最適だった。
旅行にもよく持って行った。中綿が入っていてふんわりと軽く、荷物にもならない。ホテルのレストランにぶら下げていくにもおしゃれで、なかにパスポートを入れて、椅子の背と自分の背中の間に挟むのにこれまた最適だった。
リメイクする前のを写真にとっておくべきだった。別に記事にするつもりもなく、まあやってみるかと軽い気持ちで、ざくりと鋏を入れてしまった。
上部を薄茶色の絞りの着物地で補強したあと、悩んだのは持ち手。このシルクの風合いにマッチする持ち手ってどんなだろうと…。
結局シルクの手編み糸を何本か編んでよりあわせることにした。
よしよし。これならまた旅のお共に連れて行けそうだわ。
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