洗える浴衣は使える浴衣

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明るい色の写真で明るい話しを書きたいのだが、なぜかまた地味色トップスである。
しかもまたまた浴衣ネタ。
というか、夏は浴衣Tしか着ないかも!宣言してるし、浴衣リメイクしかしてないし、
だから浴衣ネタしかないのである。

夏はまだまだこれからだけれど、夏物はいつまで売れるのだろう。派手柄のノースリーブトップスは8月になっても買ってくれる人がいるのだろうか。このあたりで袖ありを出したほうが良いのではないか、などとにわかショップオーナーは考えた。

それで縫ったのがこちら。う~ん、シブい。やっぱり派手目で明るい色あいのあっちにしたほうが良かったかなあ。でもシンプルデザインに徹したこっちにはこっちの良さもある。

①ボートネックにアクセサリーが生える。ボトムがデニムだったらこんなエチオピアンチェリーや、シェルとターコイズのチョーカーなんかも良さげ。南洋真珠やキラキラビーズにすればエレガントディナーにもイケる。

②いろんなボトム、手持ちのはおりものやスカーフ、ジャケットインにも合わせやすい。

が、最大の優れ点は以下の二つ。

④しわになりにくい。

⑤洗ってもすぐに乾き、ノーアイロンでOK。

というのもこの浴衣地、帝人テトロン。綿とポリエステルの混紡である。

春から数回にわけてオークションで落とした浴衣。結構な数のうち、一枚が反物状のこの混紡であった(あと一枚、ミシン仕立てのポリエステル100%も)。セット売りなので柄や素材に当たりはずれがあるのは仕方がない。この二枚は使えないかな、と半ばあきらめた。

期待もせずに自分用に(別デザインで)縫ってみると、いやあ、悪くない。綿は絹や麻より扱いやすいけれど、それでもアイロンをかけないと可愛そうなものもある。ところがテトロン君にはそれがいらない。気を使わないで着られるというのは「使える」ってこと。

肌触りもさらりとしているし、ポリ100のような汗を吸わない不快感などまったくなくて、着心地も悪くない。旅行に最適である。天然素材100信仰は根強いけれど、これなら一枚あっても良い。

無事出品あいなったこの浴衣Tには、もうひとつエピソードがある。ショップの作品解説には書かなかったけれど、実はこれ(元巨人軍選手にして現野球解説者の)柴田勲浴衣なのである。反物を巻いたビニールカバーに、若かりし柴田選手が浴衣を着ているプロマイド(死語だよな、たぶん)が挟み込まれていた。

セピアの写真に白ぬきのサイン入り。せっかくだから載せておこう。着ている柄は違うけれど、まあご愛嬌ということで。しかしいったい何年前の写真だろう。いったいどこで、プロマイド付きの反物のまま眠っていたのだろう。

 

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最近、インスタ映えすると男子にも浴衣が人気という。本田浴衣とか売れそうだね。で、本田に似合う浴衣ってどんな? 手持ちの浴衣地を思い浮かべた。真っ先に浮かんだサッカーボールみたいな三つ巴紋より、むしろきっぱりした古典的な大柄が似合いそう。インパクトのあるやつ。

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