v-kimono

着物~ビンテージキモノ
~Kimono Remake

若いころにハマった着物、いつしか遠ざかってしまった着物、ビンテージ(アンティーク)キモノの面白さに、プロにワンピースやアロハシャツを仕立ててもらったこともあった。それもまた遠い昔のこと。

そんな忘れていたキモノリメイク熱が、ある日突然一枚の浴衣地で復活した。このたびはオリジナル&ハンドメイドでチャレンジ。一部簡単レシピも公開。[本文を読む…]

Open宣言:浴衣から始めよう

 

  • 今年もやってきた確定申告2020 棚卸と決算仕訳
    01/11 2021

    今年もやってきた確定申告2020 ハンドメイド棚卸と決算仕訳

    コロナ禍でもやってくるのが確定申告。 去年は提出期限が延長されたけれど、今年はどうなんだろう。 先のことを考えても仕方がない。 正月明けの初仕事は棚卸と決算仕訳。 繰越作業を終えれば新たな年の制作業務もハレバレと開始できる(気がする)。 一年は早いけれど、やったことを忘れるには十分な長さ。今年もやっぱり忘れていた。どうしても[材料]と[仕入高]がごちゃごちゃしてすっきりしない。棚卸が楽勝になったので、ここを悩んでみた結果、材料を仕入れたら[仕入高]ではなく、[材料仕入高(製)]で仕分けることにした。で、個人的忘備録と、後半は超個人的反省と課題抽出である。 これまでの関連記事: ハンドメイドで(初めての)確定申告やってみた  ハンドメイドの確定申告2019 とりあえず棚卸やってみた   棚卸 棚卸はは無料のエクセルのテンプレートをダウンロード、一部手直しして制作管理表と合体したBookを作った。ダウンロードしたサイトは忘れてしまったので紹介できないけれど(検索すると山ほどヒットする)、商品マスタというシートに材料仕入高、製品単価、販売数、などを入力していけば棚卸のシートに反映され、計算される仕組み。 期末の製品額と材料額が出るので、これを決算仕訳で記帳していく。   決算仕訳を行う 2020年はこんな項目だった。 家事按分:マネーフォワードでは  決算・申告>家事按分  に按分する科目と按分の割合を登録しておく。編集>更新すれば自動で決算仕訳をしてくれる。たとえば通信費。私の場合、電話代とネット回線料は案分し、サーバーレンタル代やドメイン管理費は販売促進費として経費計上している。 減価償却費:マネーフォワードでは器具備品に仕分けした固定資産を  決算・申告>固定資産台帳に登録しておく。職業用ミシンを定率法で償却する設定にしていたので、編集>更新。すると今年度の決算仕訳が完了する。 去年は業務用アイロンとバキュームアイロン台、カメラなどを購入した。青色申告だと30万円以下の備品が一括して減価償却可能。その場合の仕訳は以下の通り。 (借)減価償却費 50,000円 (貸)工具器具備品 50,000円 アイロン(少額減価償却資産の特例により減価償却) 未払金:未回収の売掛金から販売手数料を未払金に振り替えておく 製品:期首に10,000円分残っていた製品が期末に棚卸したら5,000円だったとすると、 (借)期首製品棚卸高 10,000円 (貸)製品 10,000円 (借)製品 5,000円 (貸)期末製品棚卸高 5,000円 材料:仕入れた材料を[材料仕入高(製)]でつけることにしたのだが、[材料]と[材料仕入高(製)]がごちゃごちゃしてしまい、なんだか変なことに。期首に20,000円の在庫材料があり、期末の棚卸で25,000円が残っていた場合、正しい仕訳は次のようになるのだが…。 (借)期首材料棚卸高 20,000円 (貸)材料 20,000円 (借)材料 25,000円 (貸)期末材料棚卸高 25,000円 悩んだのは材料と材料仕入高(製)の違い。[製品]と[材料仕入高(製)]の棚卸は残高試算表の損益計算書に反映される。[材料]は資産なので貸借対照表である。この切り分けが理解できず、棚卸の決算仕訳を[材料]ではなく[材料仕入高(製)]でつけてしまったのだ。通常の仕入は[材料仕入高(製)]で仕訳しても、棚卸の期首と期末仕訳では[材料]で仕訳しなければいけない。 すると損益計算書の[材料]の期首高と期末高、及び貸借対照表の[期首/期末棚卸材料仕入高(製)]の両方に反映される。これが最初理解できなかったのだ。 おかげでやっとすっきりとした。製品製造原価も、きっちりと今期に利用した材料仕入高だけが計上されるようになり、原価がどれだけかかっているのかがクリアになった。 雑所得/事業主貸:決算仕訳ではないけれど、持続化給付金をいただいていた。非課税と思い込んで個人口座で申請してしまい、記帳もしていなかった。確定申告時に雑所得で申請すればよいように思っていた。が、これは事業用収入とみなされるらしい(そりゃそうか)。事業用口座であれば普通預金/雑収入と仕分ければよいが、個人口座ではそうはいかない。たとえば満額いただいたとして、 (借)事業主貸  1,000,000円 (貸)雑収入 1,000,000円  [事業主貸]と[事業主借]、わかりにくいので極力使わないようにしていたのだが、やむを得ない。本当は個人用カードで接着芯などを買った場合は[事業主借]、事業用カードで靴なんか買ったら[事業主貸]にしなくちゃいけない(両方やってしまっている)。個人事業主には必須の科目。これ以上避けては通れないかなあ。 参考:事業主貸・事業主借を理解しよう   去年を振り返り、今年のことを考える 2020年はコロナに明けてコロナにくれた。今年も明けてみればまだコロナだ。ひたひたと増えていたのが、あれよという間に増加率も増加。感染者数も死者数も療養者数もである。 引きこもり気味の制作風景は何も変わっていない。それでも、予定していた別の仕事は流れ、予定していた友人関連の展示会も流れた。実売の場を失い、売れ行きも伸びず、それでも制作してしまう日々。 Creemaからのマスク作れ要請に動かされ、マスクを200枚ほど縫った。困っている人のためにとかなり割安にしたところ、ほぼ完売。夏が終わってマスクもいきわたるようになり、浴衣シーズンも終わる頃、11月末のクリスマスギフト展が決まった。 11月に入るとGo to トラベルの東京制限が解除されたためか、地元の感染者数がぐんと増えていた。心配しながらも感染予防対策を取って開催したところ、終わってみればかなりの来場者数。個人的な知り合いは少なかったのだが、来てくれた人にあまり緊張感はなかった。幸い無事終わって、こんな感じなら出来るんだ、ということがわかった。 ギフト展には小物しか出せないので、財布とバッグをかなり作った。それから(アンティーク)ビーズとのコラボネックレスも。新しい作品を作るのは楽しくて、ビーズあさりも楽しくて、でも気が付けばなかなか売り上げにつながっていない。 展示会準備に力が入ると、どうしてもネットショップの運営にエネルギーが回らない。すっかりサボってしまって、これで売れるわけはないのだ。引き続きの課題である。 棚卸作業で制作管理表も見直してみた。試作で終わっている材料もあるし、チェックは必要。制作数と販売数も合計してみた。すると2020年はかなりの数を作ったことがわかった。うち試作が1割ほど。製品で売れたのが76%。マスクほぼ完売が大きい。でも売り上げは相変わらずの低水準。マスクもエシカルな値段にすれば良かったのかも。 製品の販売率は、展示会以外だと87%にアップする。まとめオーダーもあり、それが売り上げの半分ほど。ありがたいことだけれど、オーダー制作に追われてオリジナル制作やネットショップ掲載が滞った側面もあった。 オーダーは注文主の意向という制約と、創作意欲とは無関係な納期が発生する。そのためにやりにくかったりもしたけれど、デザインなどは全ておまかせいただき、思いもかけないものが完成し、それが新作へとつながることもあった。 秋にはギフト展の準備に入らなければいけなくなり、納期を大幅に待っていただく事例も発生してしまった。いつでも構いません、待ちます、と言っていただき、これもまた大変ありがたかった。 オーダーについては、ネットショップでも専用ページをつくっても良いかも。夏の浴衣ブラウスはそれなりに注文いただくし、持ち込みで作ったりもした。別のデザインの検討と、素材の掲載の仕方、料金の設定等課題あり。 棚卸・製作管理表でもうひとつ気付くのは、材料仕入高の少なさ。2020年もかなりの着物を頂いて、これを利用して制作することが多かったのだ。頂き物は制作する際に管理表に記帳する。が、それ以前には記帳していない。なので何枚あるのか把握できていない。恐ろしい数の着物が解かれ、洗われて巻かれ、タンスや箱だけでなく、棚にも山と積み上げられている。これらの整理も課題。 去年は持続化給付金が雑収入に入ったおかげで、売上原価額はきちっと出ているのに、原価率は実際より下がってしまっている。それで手計算してみた。かなりを占めるのが副素材の[消耗品費(製)]である。前年は15%程度だったのが2020年は約20%。15%を10%に減らしたかったのに、実際は二倍になってしまった。 原因はわかっている。ビーズとバッグ用口金。厳密にいうとどちらも材料仕入高(製)に仕分けるべきところ、[消耗品費(製)]にしてしまったのだ。この部分が売り上げにつながっていないのが大きい。試作品に利用したものも多いため、一部を研究開発費に振り替えてみた。すると16%になる。まあこんなものかな。引き続き今年は10%を目指そう。 最後に控除前所得金額を見る。持続化給付金を引いた純所得は、前年を大幅に下回っている(よって2020年度の私の時給は、前年からさらに下がってしまった)。これは、持続化給付金で所得が底上げされている年に、まとめて一括減価償却してしまおう、という判断もあったためである。ゆえに今年はもう少しましな数値になるはずだけれど…。 相変わらずのコロナはやはりマイナス要因。外出自粛とテレワークでは、おしゃれバッグやネックレスの需要は減るだろう。でも、着物の循環サイクルは昔からサスティナブルだし、素材感と色柄のクオリティーも高い着物リメイクは、こんな時だからこそむしろ支持されるポテンシャルがあるはず。 一番の課題は、そういうアンテナを持っている人にリーチしていない、ということだと思う。BASEではもっとSNSを活用すべし、とメッセージが入る。でも、苦手な(というより好きじゃない)インスタに、限られた貴重なエネルギーを注げるだろうか。ネットへのアップすら滞りがちなのに。とりあえず、コンスタントなネットアップを第一歩にしよう。 さて。去年の夏、その前年に書いた著作権に関しての投稿にコメントが入った。リメイク販売に関して調べている、もちろん古物商免許は持っていますよね?(着物リメイクには必要でしょう)、という内容であった。あまり仕入れていないので、持っていなくても問題ないだろうとお答えした。頂き物やストックを全部使ってしまい、大量に仕入が必要になったら取得すると。 (上記のように)ストックは膨大で、底をつくことはほぼ考えなくても良いレベル。なんだけれど、ついフラッと買ってしまうこともある。また、アンティークビーズを使うようになり、あって困ることはないだろうと、古物商免許を取得することにした(詳細は別記事で)。 取得してみて気付いたのだが、これで私は古物商相手の市場に出入りできるようになったということ。仕入だけでなく、ストックの販売も可能なのだ。市場での売買はせりだし、入会金や(年)会費もかかるし、私など無縁の世界の話ではあるけれど、それでも何かの役にはたつかもしれない。また、直接個人から買い付けもできる(これもやらないと思うが)。何より、ショップで素材として並べたり、材料込みでハンドメイドキットとしても後ろめたさがないのがよい。   最後に実売のこと。ギフト展に今年も誘ってもらえるかは不明だし、友人のイベントスペースでの展示会は、おそらくコロナが収束しないと実現しないだろう。そこで、えいやっ!と貸しギャラリーを予約してみた。いい度胸してるよと我ながら思う。もっと精進してからのほうがベターだけれど、やってみなよと言ってくれる人がいて、引き金がかちゃっと引かれてしまった。まあなんとかなるだろう。精進なんて待ってたら人生終わってしまうし(私の場合)。 これが9月末から10月初旬にかけて。ネットショップと並行して準備しなくちゃなあ。こっちのブログにも書きかけの記事が数個。相変わらず課題ばかりが浮かぶ年頭である。   とりあえず繰越作業をしておく 去年の制作管理&棚卸表をコピー。制作し、売れてしまって製品も材料もゼロとなっている行を削除すれば、今年の表が出来上がり。これに新たに仕入れた材料を追加し、制作した(製品となった)ものを記帳していく。 会計ソフトも次年度に繰り越す。  
  • マスクあれこれ–レシピと型紙あります
    05/06 2020

    マスクあれこれ–レシピと型紙あります

    皆さん、マスク足りてますか? と書きかけたのが3月25日。一か月以上たってしまった。 もうさすがに足りてるかな、とも思うけれど、どうなんでしょう。 この一か月、公共の交通機関は利用せず、外出は買い物の徒歩圏内。というか、リメイク材料買うのもネット中心になってしまって、行き先は郵便ポストと100円ショップのほぼ二か所のみ。我が家では食材調達は別に担当者がいるので、スーパーにも行かず。 ポストはK’sショップで購入いただいた商品を投函するため、100円ショップはマスクゴムと接着芯の入荷チェックにときどき覗く。この一か月の売上げ大半はマスクだから、日々マスク関連の作業で終わってしまった。さすがにちょっと疲れ気味。 何枚縫ったかなあ。試作品や自分用も入れるとざっと200枚は縫ったんじゃないかと思う。100枚でやめようと思っていたのに、再販依頼が何回か入って縫ったり、ついこんなのはどうだろうと違う布で縫ったりと、いつの間にかルーティンワークになっていた。 それにしても、である。まさか、である。100円ショップでこんなに長い間ゴム切れになるなんて。不織布も1か月前にはあったのに、最近はついぞ見かけず。数日前にふとミシン糸をみたら、白が無くなっていた。糸も!? 職場で白のマスクをつけろと言われた、と憤慨する記事があった。使い捨てマスクは買えず、手作りしようにも白い布も糸も売ってない、どうすりゃいいんだ!? という怒りの声を伝えるものだった。首都圏とか一部の話でしょ、と思ったけれど、ほんとだったのね。 K’s のマスク材料は、ほぼ全て在庫の保管品である。着物の胴裏の白や薄い色の綿がかなりあった。いつ買ったのか記憶のない細ゴムもひと巻きあった。当初マスクを縫うという発想はなくて、Creemaから「マスク及びマスク材料が不足している、ハギレやゴムがあまっていたら出品しろ」という要請が来て、まずはレシピと型紙をセットに手作りキットで出したのだ。 ぽつぽつとは売れたけれど、それでもまだ材料は山ほどある。試作品の付け心地がなかなか良かったので、少し作って出してみた。それから200枚も縫い続けるとは! まさかその2である。 それでも、ネットではマスクゴムをけっこう見かける。手芸屋さんにはないけれど、Amazonや楽天にはある。私も在庫がつきてネットで計50m仕入れた。30mは中国からで、なかなか届かなかったけれど、それでも買えた。相変わらずダブルガーゼはないみたいだけれど、晒(さらし)木綿は買えるようになっている(さらしはマスクになかなか良い)。 だからもうこのへんで、マスクを縫うのはやめようと思う。と思いながらも、そろそろ尽きるゴムを補充しようかとも考えはじめている。頭に浮かぶのは在庫切れの100円ショップの棚、なのだ。 不思議なのは、そんなにみんなマスク作ってるらしいのに、実際にしている人をあまり見ないこと。使い捨てマスクのほうが全然多い。割高な通販品か、それとも洗って使っているのか。 深刻なのは医療現場にない、ということ。だから使い捨てマスクの入手に奔走するよりも布マスクでいいじゃん、と個人的には思ってきた。エアロゾルにはどっちみち効かないんだし。でも不思議なことその2は、「手作りマスクはかえって感染を高める」とかいう話がまことしやかに流れてきたこと。二枚配布や、都知事や大臣の布マスク姿にいつのまにか立ち消えになったけれど、あれはなんだったんだろう。 胴裏の白の綿は、あっという間になくなった。未使用のガーゼは手作りキットに入れて、やはりあっという間になくなった。未使用のさらしも同様である。使えそうな薄い色合いの綿はほとんど使ってしまった。だからもうほんとうにやめようと思うのだ。思うのだが、ふと大量に保管している絹の胴裏に目が行った。 絹ねえ…。 胴裏は白が基本。経年変化で生成りになっていたりはするが、しっかりとしたもののみ大事にとっておいたのだ。薄手で、ふわっと軽い。光沢も美しく、肌触りは抜群。そういえばシルクのタンパク質であるセリシンには抗菌作用や抗酸化作用、UV機能まであると聞く。吸汗性は綿の1.5倍、放湿速度は綿の2/3と速乾。敏感肌にも優しく、保湿力は高いのに余分な湿気はこもらない。 これほどのスグレ素材である。どれどれと試作を重ね、真ん中に綿を挟んだ三層構造が完成。本当に薄くて軽い。汗ばむ日の散歩でも快適である。 調子に乗って、もう少し厚みのある羽二重の八掛ぼかしピンクでも作ってみた。胴裏だと軽すぎて少し頼りないのが、これだと程よい。最後に、ほんの少しだけ残っていた錦紗の生成りで一枚。すべすべの光沢に花びらや葉の地模様が入っている。真ん中にオレンジの綿を挟んだら、生成りが金の光沢を帯びた。 ということで、本当にこれでおしまいにしよう。そろそろ例の二枚も届くでしょうし。 使い捨てマスクも、一枚60円くらいならオンラインで即納で買えるようになっている。それ以外では、ドラッグストア以外の意外な店で買えたりするらしい。金券屋とか。先日は近所の酒屋さんが洗えるポリウレタン製マスクを300円台で売っていた。聞けば奥さまが洋装店をやっていて、付き合いのある中国の縫製工場がマスクを作り始めたので仕入れたという。 フリーサイズなので私にはゆるゆる。吸汗性も悪そう。付け心地は断然K’sが良い。けれどもK’sより安い。手がかかっていない量産品で、人件費も安いのだからそれは仕方がない。それでもK’s綿素材のマスクは、ぎりぎりのサスティナブル価格で出したのだよ(だから余計疲れたのかも)。 でも小学生が500枚縫って高齢者施設に寄付したとか、古着屋さんが材料をタダで配ったりとか。「マスクあげます」と書いた紙を掲げて立っている人を見かけたことも。 K’sのショップで買ってくれた方とのやり取りで、印象に残っている取引が何件かある。一枚にノーズワイヤーが入っていない、と連絡してきた方。うっかりものの私は検品梱包でも気づかなかった。すぐに送りなおすと返信したら、中学生の娘はこちらのほうが良いというし、マスク不足の折、必要としている他の方に回してあげてください、送りなおさなくて結構ですとのお返事。 他に心に残ったのは、友人にプレゼントする、という複数の方。なかでも、タンポポとレモンイエローのマスクケースとマスクのセットを購入してくれた方。後に、お子さんをかかえて奮闘している友人に、少しでも明るい気持ちになってほしくてプレゼントした、とレビューあり。誰かのことを、友人知人のことを、あるいは見ず知らずの他の人のことを気遣う気持ち。マスク一枚に乗せたり、込めたり。 もう遅い、と言われそうだけれど、せっかくなのでK’s流立体型マスクのレシピを公開します。山ほどネットに無料型紙レシピがあるけれど、K’s流はちょっと工夫があって使い勝手が良いのよ。 それに、このたび初めて知ったことがある。不織布の使い捨てマスク、そのまま捨てると分解されないのだ(ちらほら捨てられているのを見かける)。つまりレジ袋と一緒。こんなに増産増産と世界が励んでいるときに何だけれど、布で足りるなら布でいい、いや、布のほうが良いのかも。このあとコロナ禍はアフリカや中南米にも広がっていくだろう。彼らの感染予防に、増産で余力が出てきた不織布のマスクが届けられるようになるかもしれない。おそらく、ごみ焼却設備の整っていない地域にも。 使い捨てマスクが海に漂流 生態系に新たな脅威   立体型布マスクの作り方とコツ&アイデア レシピと型紙はこちら→ マスクレシピ_レディース 布地は100円ショップにあるものでも良いけれど、家の中を探せば結構色々あるはず。たとえば手ぬぐいやハンカチ。使っていない布巾。着なくなった洋服などなど。あ、シーツも。あとは100円ショップの不織布の接着芯を貼って三層構造にしたり、裏地は薄手の(お年賀にもらうような)タオルも良いかも。 問題はゴムです。ネットには結構出てるけれど、なかなか届かないし、量も多い。このさい使い捨てマスクゴムの再利用というのはどうだろう。ついでにワイヤーも。 この場合、ちょっとした注意は必要。マスクにはウイルスが付着しているかもしれないので。ゴムの後ろの部分をつまんではずし、そのまま塩素系漂白剤を入れた洗面器に浸す、あるいはアルコール液に浸す、などしてしばらく放置すべし。熱湯煮沸消毒ももちろん良。 使いまわすのが気になる人は、紐で結ぶとか。どうしてもなかったら、私だったら布でループをつくって、そこに輪ゴムを通すかな。 型紙のサイズはレディース。男女兼用のマスクだとあごを覆ってくれるものの、なんだかぶかぶかしてしまうでしょ。このサイズだと少し小ぶりに感じるけれど、フィット感と付け心地はなかなか。でも、大きめが良いという方はあご部分を1~2センチほど多くとってね。 さて、上記で触れた古着の手作りマスクキット無料配布、今チェックしたらまだやっていた。そうよ、古着だって立派にマスクになる。タダ(送料はかかる)で配るのがあっぱれ。作り方の動画もあるし、型紙のダウンロードも可。継続のためにと、古着の寄付や募金も募っている。 もっと多くの人に届けたい。「エコマスク作成キット配布プロジェクト」 K’s のマスクは綿もシルクもマスクケースとのセットもあとわずか。でも、ほんと、↑で書いたように、家の押し入れや引き出しの奥を探せば、絶対材料はあるはず。是非自作してくださいな。ってもう作る人は作っちゃったよね。遅くてごめん。    
  • ハンドメイドの確定申告2019 とりあえず棚卸やってみた
    01/07 2020

    ハンドメイドの確定申告2019 とりあえず棚卸やってみた

    めでたく年も明けて、無事二度目の確定申告が巡ってきた。 製造・物販という初めての仕事で戸惑ったのが棚卸。 原則としては年度末(ということは12/31日)に行わなければいけない。前回は確定申告の直前に、面倒だなあと思いながらしぶしぶやった。青色申告の場合義務づけられているし、少しでも手間を省こうと一年間エクセルで制作・販売メモを記録してみた。その表を基に年頭早々に(12月31日時点の在庫状況で)棚卸をまとめてみた。   前提としての仕訳のポイント 売上原価の仕訳では、材料の着物地だけを[仕入高]で記帳。その他のミシン糸や接着芯などの副素材は[消耗品(製)]とした。比率的には、メインの着物地に対して副素材が3倍ほどかかっている。でも制作時に購入する副素材はどんどんなくなっていくけれど、気に入ったものに出会ったときに購入する着物地は逆になかなか減らない(むしろ増えている)。ゆえに未使用着物地と売れていない製品だけを棚卸資産とすることにしたのだ。 売上げについてもおさらいしておこう。ネット販売では、売れたタイミングで[売掛金]と[売上高]で処理。送料は[立替金]と[未払金](クリックポスト等のカード払いの場合)もしくは[現金](レターパック等窓口で現金払いした場合)。 入金されると、連携していたジャパンネット銀行から自動で取り込まれるので、仕訳を確認して更新する。この機能、記帳漏れがなくてとっても良い。マネーフォワードは一番ライトなプランが値上がりしてしまった。それでも月額980円(年払いの場合)だし、上記のように手間も省けるし、一度プラットフォームにしてしまうともう他には移れなさそう。 にしても、まだ入金時にちょっと混乱するので、ここにも仕訳例をおいておこう(実売の場合は[現金]と[売上]だけとシンプル)。 たとえば一万円の売り上げに対して販売手数料が10%、銀行振り込み手数料が100円で、送料200円を払った(立替えた)場合はこんな感じ。実際の振込額は10,000-1,000-100+200=9,100円。 借方勘定科目          貸方勘定科目 普通預金     8,900      売掛金   10,000 販売手数料    1,000 支払手数料    100 普通預金     200       立替金     200 合計金額   10,200            10,200   棚卸のために[仕入・制作・製品管理表]をつける 去年は残った着物と制作して売れ残った製品をざっくりと数えたけれど、これがとっても面倒。本来は実物で数えるのが棚卸。でも売り上げもそれほどない個人営業では、それほど厳密でなくてもよさそう。K’s R は仕入材料も消耗品で落としてもかまわないというレベルなので、数えなくても済む方法を考えた。要は仕入れた着物地と金額を記入し、制作・販売のタイミングで利用分を差し引いていけばよいのではないか。ということで、以下のような表をエクセルで一年間つけてみた。 購入日 内容 仕入額A 試作品 利用分B 製品 利用分C 未利用分① (A-B-C) 製品数 販売数 売れ残り 製品数 売れ残り 製品額② 1/10 赤の銘仙 5,000 1,000 3,000 1,000 3 2 1 1,000 2/20 紺の大島紬 10,000 2,500 7,500 0 3 3 0 0 ・・・ ・・・                 期末合計   15,000 3,500 8,000 1,000 6 5 1 1,000   初年度であれば、棚卸額は仕入高未利用分①と売れ残り製品額②の期末合計を足したものとなる。が、二期目はどうするんだ? 計算としては、前期仕入の棚卸分から今期利用した分を引く。次に今期仕入額から利用した分を引く。ついで前期棚卸製品から今期売れた製品額を引き、今期制作した売れ残り製品額を別途計算する。この四つの額の合計、ということはわかるんだけれど、会計処理がわからない。 問題は製造販売のしくみと対応する、仕入とか製品とか商品とか材料とか原価とか、そういった会計用語がきちんと理解できていないこと。おまけに、前期は白色で売り上げもわずかだったし、かなりアバウトに仕訳した結果(しかもやったことをあらかた忘れている)、今期に正しく繰り越されていないということも判明。といっても仕方がないので、今期棚卸額で修正することにした。 検索すると、製品に関しては以下のように決算仕訳しろとある。 借方勘定科目          貸方勘定科目 期首製品棚卸高  25,000    製品       25,000・・・前期棚卸製品繰越額 製品       11,000    期末製品棚卸高  11,000 ・・・*1 *1 期末製品棚卸高=期首製品棚卸高-残ったもので今期売れた額+上記の表の今期[製品売れ残り額②] つまり期首に25,000円残っていた製品が15,000円売れ、今年制作した売れ残り1,000円と合わせて期末には11,000円となった、ということ。 悩ましかったのは着物の仕入高。よく見たら、去年は期末商品棚卸高として仕訳してあった。会計用語の[商品]は販売目的で仕入れた(完成した)品物なので、材料である着物はこれにあたらない。今期からは[材料]と[期末/期首 材料棚卸高(製)]で処理することにした(とすると、仕入高ではなく、[材料仕入高(製)]のほうが良いのか?→後述**)。もし前期もこれで処理していれば以下のようになる。 借方勘定科目          貸方勘定科目 期首材料棚卸高(製) 30,000    材料        30,000・・・前期棚卸材料繰越額 材料         10,000    期末材料棚卸高(製)10,000・・・*2 *2 期末材料棚卸高(製)=期首材料棚卸高(製)-その後の利用額+上記の表の今期[未利用分①] 期首に材料として着物地が30,000円分残っていたがその後21,000円分利用し、今年の未利用分の1,000円との合計が10,000円となった、ということ。 *1と*2をさっと出すには、前期の制作・販売管理表も引き続き更新し続けなければいけない。在庫のあるものだけを抜き出して別表にまとめておくか、棚卸表として今期と合体させる、などの方法がある。後者だと期末合計の数値だけを見ればよいので、それが楽かも。 今回の棚卸表としては、前期(まで)の表と今期の表を分けているので、以下のような表を付け加えた。   前期繰越額- 今期利用/販売済み額 今期分残額 合計 製品 10,000 1,000 11,000 材料 9,000 1,000 10,000 棚卸合計額 21,000円 これで棚卸表が出来た。棚卸合計額も無事決算書の貸借対照表>棚卸資産に反映された。棚卸資産のうち[期末製品棚卸高]は損益計算書に、期末材料は[期末原材料棚卸高]として製造原価報告書に記載されている。 厳密には、この数値を実際の在庫材料と在庫製品と照らしあわせなければいけない。そのうえで差損も出して処理する。が、上述のように小規模の場合、おおまかに在庫が把握できれば問題ないだろうと、これでよしとする。 棚卸表は(無料の)テンプレートを使えばもっと楽なのかもしれない。検索すると色々ヒットする。でも自分に分かりやすいのが一番と、試行錯誤したこれが結果。制作した都度利用分を記入していく、というシンプルな方法だけれど、気ままに縫っているので記入忘れもあるし、ハギレで小物を作ったりしたものは計上しにくい。 そこはおおらかに考えて、トップスが一着作れる分量以下になったら、材料額は0になったとみなすことにする。購入したもののなかで製品一個分の材料単価は仕入額の三分の一程度。ジャケットやブラウスやスカートでは二分の一。このあたりの額を目安にしている。 ところで K’sR の場合、新しいデザインや異なるタイプの生地を利用する際、最初の一点はたいてい試作品となる。なかなか思うように作れなくて何度か試作することもある。あるいは受注用参考作品として、ネット掲載用につくることもある。これらは製品ではないので、資産にはならないだろう。ネット掲載用や展示用であれば[宣伝広告費]や[販売促進費]、新作のための試作であれば[研究開発費]が妥当か。 ただし、製品を自分の私物とした場合は違うようだ。借方が[事業主貸]貸方が[家事消費等]と仕分ける。これは売上となる。つまり、自分で買ったことになるのだ。試作品の着心地や使い方を検証するなら研究開発になるけれど、楽しく着飾ることが目的だと売上になるということ? 失敗作や、完成度が低くて売れないけれど部屋着にはなる、というレベルは? あるいは使って感想を聞かせてね、とモニター用に友人に差し上げたものは? う~む。 境界線はあいまいで、たぶん厳密に線を引くのは不可能だと思う。ま、どれも[研究開発費]でいいか、という結論。よって上記[仕入・制作・製品管理表]の[試作品利用分B]も決算の時に[研究開発費]として仕分ける。この勘定科目はマネーフォワードにはなかったので、新規につくった。 **仕入高と材料仕入高(製)の違いについて少し調べた。仕入高は仕入れた商品ということ。が、材料も含まれるとの解説もある。ハンドメイドの仕訳で検索すると仕入高としているところが多いけれど、ハンドメイドも製造業だとすると、材料仕入高(製)(もしくは材料費)のほうがすっきりはする。仕入高だと売上原価となり、材料仕入高(製)だと製造原価となる。 これまで製造と売上の[原価]についてよく理解していなかった。売上原価とは、売れたときに計上される、仕入れた商品や製造にかかった費用。製造原価は製造するために必要な費用・原価。製造原価は売上原価に含まれる。ややこしいけれど、販売にかかる原価を売上原価、製造に関する原価を製造原価と考えればよいようだ。 残高試算表の損益計算書には、ちゃんと売上原価と製造原価が別々になっていて、製造原価の合計は売上原価にも計上されている。決算書にある製造原価報告書は損益計算書の補完ということ。これできちんと製造にかかるコストだけを見ることができる。 私はリメイクの副素材だけを[消耗品(製)]と製造原価に入れていたわけだけれど、厳密にいえばミシンの修理も[修繕費(製)]としなければいけなかった。カメラやパソコンや車の修理と分けなければいけないのだ。本来ならば。 が、こんな小規模ではそこまで神経質にならなくても良い。棚卸資産も額に変わりはないし、確定申告の結果も同じになる。 参考サイト 棚卸しとは何か?在庫管理の方法 商品(棚卸資産) – 勘定科目・仕訳例 売上原価とは?製造原価との違いや計算方法をわかりやすく解説! ハンドメイド経理講座 | ハンドメイドは製造業。在庫の管理をすることが経営管理・経理につながる理由 原材料に関する意外と知らない簿記のルール3選 材料費   前期の反省と今期の目標などを考察する さて、私は去年いくら稼いだのだろう。売上から売上原価と経費を引いた控除前所得金額を確認する。この額は、私が制作・販売に費やした労力に対して妥当だろうか? さらに、売り上げに対して売上原価の比率は妥当だろうか、経費の比率はどうだろう。 その売上原価、実は無茶苦茶低い。これ以上下げようがないほどである。主材料となる着物は、仕入れよりいただくほうが多かったりすることもある。昔から集めたものや、母の残したものも原価には入っていない(使い切れないものやハギレは販売してもよいかも)。 ちなみに、繊維工業の平均原価率は72%程度で、この中には当然人件費(労務費)も入る。個人事業の場合この労働賃金が売上原価に反映されない(だから自分の時給に対する意識が低いし、「売れる」価格設定になってしまう)。そこで控除前所得金額を労務費として売上原価に入れてみると、62%。残り38%の経費のうち、製造原価にあたるものもあるから、ほぼ平均の原価率くらいになるのかもしれない。でも、時給はざっくり最低賃金の半分以下という感触。これでモチベーションを保てるだろうか? たぶん保てるのである。好きなことをやっているだけだし、作るのが楽しいから。でもなあ。それじゃいかんよなあ。売り上げももうちょっと欲しいし(そんなにはいらないけど)、製造原価の比率を下げたり、経費を下げたりと、できることはあるはず。そのうえで、価格設定。単純に時間換算で価格を設定するということではなくて、頂きたい妥当な価格に見合ったものを制作するというか。 もうひとつ考えさせられたのはの実売とネット販売について。実際の売上比率を見てみると、ネット4に対して実売6。ネットショップで買ってくれた友人もけっこういたので、純粋なネット売上は案外低いのだ。 ただし、展示会などがあるとネット販売に注げる時間エネルギーは減少する。それが結果に反映されているようにも思える。また、実売で爆買いしてくれた友人たちの売上額は、半分ご祝儀と受け取らなければいけない。時間エネルギーのベストな割り振り方も考えなければ。
  • ギフト展無事終了お礼&ハンドメイドの楽しみ方(動画紹介しま~す)
    12/10 2019

    ギフト展無事終了お礼&ハンドメイドの楽しい動画紹介しま~す

    クリスマスギフト展、無事終了しました。 終了後別件でどたばたしていたら、もうすぐ一週間。 お礼が遅くなりました。お越しいただいた皆様、ありがとうございました。 ギャラリーで初めてK’sのリメイクを手に取っていただいた方、ご購入いただき、ありがとうございました。 年賀状だけのお付き合いになっていた高校時代の友人、私は挫折してしまったのにまだジムでがんばっているスイミングの友人、同じくソウルダンスの友人、大卒後の初職場の同僚…、案内状にフットワーク軽く反応していただき、久しぶりの積もる話に花が咲きました。 K’sのリメイクご贔屓様もリピートいただき、ありがとうございました。プレゼント用にとお求めいただいた帯やキルトのポーチ、ブローチ等々、相手の方にも気に入っていただけますように。 私が常駐しておらず、せっかくおいでいただいたのにお会いできなかった方々、申し訳ありませんでした。それでもお求めいただき、嬉しかったです。またゆっくりお話ししましょう。 バッグやストールを手に取って眺めまわし、ああこうやって作ればいいんだね、とつぶやいていた方、はい、そうやって作ればいいのです。どうぞご自分でお作りください(いやみじゃないよ)。以前も書いたことだけれど、アイデアにも技法にも著作権は無し。私も色々なところでヒントをもらってますもん。 ピンクッション作りのワークショップにご参加いただいた方も、ありがとうございました。思いのほかスタッフに好評(ということは一般参加は低調)でした。みんな針仕事なんかしないのかなぁ。する人はすでに持ってるしなぁ。ハンドメイドの楽しさが伝わるようなワークショップ、今後の課題です。 そのハンドメイド、自分でやるだけでなく、人がやっているのも見るのもとても楽しい! ということを最近再認識しています。TV番組では「美の壺」や「イッピン」等、プロの手仕事の凄さが作品の背景や蘊蓄と共に堪能できるけれど、今我が家でウケテいるのはNHKBSの「ソーイング・ビー」(イギリスの人気番組とか)。 洋裁の技を競うコンテストなんだけれど、参加資格はアマチュアであること。10人の参加者が簡単なものから難易度の高いものへと、婦人服や子供服、紳士用シャツなどのテーマにチャレンジし、勝ち残っていくという番組。最後は三人にまでふるい落とされ、優勝者が選ばれます。 制限時間もあって緊張感もたっぷりのなか、テーマは同じでも、デザインやパターン、布地や副素材の選び方などでオリジナリティがはっきり出るし、個性豊かな洋服がだんだんと出来上がっていくのが、見ているだけでもとっても楽しいんです。失敗したり、仕上がらなかったりするのもご愛敬、かえって応援したくなります。 こちらが公式ウェブサイト それからYouTube動画。最初のきっかけは忘れてしまったけれど、参考までにと検索したら、もうほんとにたくさんのハンドメイド系チャンネルがあってびっくりしました。そのなかで見てるだけで楽しい(ハマってしまい、ほとんどの動画を見まくった)チャンネルを二つご紹介。 ●ミシンおじさん 大阪弁のおっちゃんが、チャチャっとファスナー付きのポーチやポシェットを作っちゃう、その手際の良さと脱力系つぶやき解説がとっても楽しいのです。難しいファスナー付けがこんなに簡単にできるなら私もやってみたーい、と思うこと請け合い。 使っているファスナーは、実はおっちゃんが考案した一本ファスナー。BASEのショップで購入できます(partsland ミシンおじさん)。もちろん私も買ってやってみました。おっちゃんほどではないけれど、それなりに簡単にできました。おかげでファスナー付けに苦手感が無くなってとっても感謝しています。 チャンネル登録者数2.39万人。 ●LUU 子供の時から手先が器用で縫いものが大好き。そのまままっすぐ進んで、今も大好きなミシンを休みなく踏み続けている(大好きなことなので休憩しなくても全く疲れないとのこと)というその道のプロ。小物を中心に惚れ惚れするミシン技を披露してくれます。 レシピやパターンも公開されていて、こちらも一通り見惚れた後は、自分も同じものを作ってみたいとムズムズしてくる動画ばかり。でも、とてもこんな風には縫えない(私には)。 チャンネル登録者数6.66万人。「師匠」とあがめるコメントで埋まっています。   さてさて。初めてのオープンスペースでの展示会。グループ展というのが楽しかったです。色々教えてもらえてとても勉強になりました。ワークショップ以外にも、ディスプレイや品ぞろえ、価格設定などなど課題がいっぱい。 ものを作るのは楽しいけれど、それを「気に入った、欲しい、使ってみたい」と思っていただくのはとっても大変。でも、我ながらのお気に入りが出来上がり、それが買われていくというのは、自己満足が他の人と響きあう共感に一段上がったわけで、とっても嬉しいことなのです。売る・買うという行為は、まさに価値の共有なんですね。「つくる」と「買う」はもちろん、「売る」も人間に備わったプリミティブな喜びなんだと、あらためて実感しています。  
  • クリスマスギフト展に出展しま~す!
    11/10 2019

    クリスマスギフト展に出展しま~す!

    市内の『ギャラリー悠』さんにお誘いいただき、 恒例の”クリスマスギフト展”に参加することになりました。 K’s Remakeでは、バッグ、サコッシュ、ポーチ、スカーフ等、着物リメイクの小物を出展します。 DMの発送とFBでのイベントご案内が終わり、やっと自サイトでもお知らせです。 詳細はこちら:http://oishi-shunkei.com/gallary/custom57.html 10人の出展者の中の一人ですし、小物だけという制約があるのですが、初めてのオープンな場でのお披露目です。なるべくたくさんご覧いただきたいと、新規制作リストを作ってみました。が、なかなか思うように進みません(あまり無理も出来ず、なので)。いったいどうなるか、明けてみてのお楽しみ、といったところです。 それでも、これまでに作ったものもありますし、オンラインショップに出していないものも結構お見せできると思います。たとえば、クレージーキルトのポーチとか、新作のストールとか。 赤に墨色の濃淡の雲模様には、裏に黒のコーデュロイをあわせてマフラーにしてみました。肌触りも暖かです。これまた赤と黒の、ふわりと軽い絞りは袷のストールに。長さは少し短めですが、付属の黒のピンバッジを使えば、軽やかな風合いを生かした何種類かの巻き方が簡単に出来ちゃいます。模様は表が梅、裏が渦巻きと、それぞれで微妙に表情が異なります。 いずれも大胆な柄模様ながら、顔立ちを明るく、気持ちも明るくしてくれるあったかカラー。着物地の赤は日本人の肌色にとてもよく映えるのだなあと、作りながら再認識した次第です。 生地の残り具合もありますが、ネットでもお披露目できたら嬉しいな。とにかく頑張ってつくらなければいけませんね…。
  • ミシン業界、モデルのわかりにくさ変わらず…エクシムプロ9600HLを選んだわけ
    06/26 2019

    ミシン業界、モデルのわかりにくさ変わらず…エクシムプロ9600HLを選んだわけ

    20年前にジャノメのコンピューターミシンを買ったとき思ったことを、今回もまた思った。 ミシン業界って20年たっても…

 

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